一般番組のCMでもよく見かける「聖教新聞」ですが、何が書いてあるのでしょうか。
1面には創価学会の出来事が並ぶ
1面はこんな感じです。
「民衆凱歌の旭日」って、なんだかすごい響きですよね。
一見1面だけみると「民衆の凱歌が高らかに舞う!!」とか「我らの勝利」とか、なんだか猛々しい言葉が並びます。
お隣のミサイル飛ばしている国のニュースを見ているかのような印象をもつこともあります。
この1面の雰囲気に拒絶反応を起こしてしまう人も多いとおもうんですよね。
また、記事の中には共産党や他の仏教系宗教団体を強烈に批判する内容もあったりします。
こちらも争いを好まない日本人にはけっこう強烈なインパクトです。
一般の人はまず1面を見て聖教新聞はやばい新聞だという認識になるんじゃないかと思うんです。
強烈な言葉が並ぶ理由
こういう批判記事や強烈な言葉が並ぶ背景なんですけど、
創価学会は「いいものはいいとはっきりという」、「悪いものには悪いとはっきりという」という考えなんですよね。
宗教って「全ての人類に博愛を」というイメージがあるんですけど、
創価学会は「世の中には批判すべき悪もある」というスタンスなんです。
まずこの辺を理解していないと、聖教新聞の論調にすごく違和感を覚えると思うんです。
創価学会としては過去の歴史から、共産党や他の仏教系宗教団体には批判する明確な理由がある!ということのようです。
そのため遠慮なく批判的に表現していますね。
聖教新聞の論調がたまに批判的になるのはそういう背景だと思います。
ただ、1面が北朝鮮みたいな猛々しい言葉が並んでいるからといって、他の部分が全てそうだというわけではありません。
2面以降は結構普通の内容もある
学会内部向け情報だけでではなく、他の紙面には当然社会情勢も扱っていて、普通の新聞記事です。
(だったら、一面を普通にして、激しい言葉を2面以降にもってくれば一般受けがよくなるのでは?と思ったりもしますが。)
学会員が配達をサポートしている
この聖教新聞のお値段ですが、朝刊のみで紙面の枚数も少ないですが、
月2000円程度という結構リーズナブルな価格に設定されています。
配達員はその地域の創価学会員が担っていることが多い印象です。
うちの母も何十年も配達員をやっています。
もちろん給与はでるようですが、一般よりは安いと聞きます。
それでも早朝から新聞を配ることで「元気が湧いてくる」と意気揚々と語る母の姿はまぶしいものがあります。
聖教新聞の配達は創価学会員の善意と信仰の力で成り立っているものであると感じます。
(よくある疑問シリーズ次の話はこちら)