【入会後3部:第4話】お母ちゃんが盛り上がる

(前回のお話はこちら

ヨメ子におかたぎご本尊様を置きたいと話すも、バッサリと断られたわたし。

けれど、そのことで自分自身が心からおカタギご本尊にしたいと思えていないことや、これまで少し無理をしていたことにハッキリ気が付いたのでした。

今後また相談させてほしいことを話して、夫婦それぞれ納得し、晴れ晴れとした気持ちになったのでした。

それから数日後に事件は起きたのです。

お母ちゃんが急に東京に来ることになる

ある日、お母ちゃんから電話がかかってきました。

けいちゃん元気にしてるか?

 

ああ、お母ちゃん。お陰様で元気にしているよ。

 

体調は大丈夫か?ヨメ子ちゃんや息子ちゃんは?

 

うん。僕も家族もみんな元気にしてるよ。何かあったの?

 

そうかそれならよかった。いや、ちょっと東京にいこうと思って連絡したんよ。急やけど、明後日東京に行くからちょっと話そか。

 

 

あ、明後日?またえらく急だね。いつもは1カ月くらい前に決めるのに。なんかあったの?

 

ん。いや、なんかあったわけじゃないんやけど。学会の本部に行きたいのと、けいちゃんの地域の方にも挨拶しよかなと思ってんねん。

 

はあ、まあそりゃいいと思うけど。なんか急すぎない?

 

まあまあ、とにかく、そしたら明後日の夜に時間頂戴な。じゃあまた連絡するなー! ガチャ。。。

 

え、ああ、ちょっと。。。

 

熱心な学会員であるお母ちゃんは、以前から選挙などで東京に応援に来たり、その足で信濃町にある本部に勤行しにいったりしていました。わたしの地域の学会員さんとも友達になっていました。

なので東京にくること自体は珍しくありません。

しかし、いつもは1カ月くらい前に連絡がある感じでした。それがこの時は急に「明後日東京に行くから」という連絡がきました。しかも、何か用件もあいまいな状態。

お母ちゃんの目的がわかる

何かおかしいなぁ、と思っていると今度は山田さんから連絡がありました。

けいすけさん。こんばんわ。いまちょっといいですか?

ああ、山田さんこんばんわ。どうぞどうぞ。

けいすけさんのお母さんが東京に来ると聞いたのですが。

ああ、情報早いですね。はい、先ほど連絡がありました。なんか急に明後日に来るから話をしようとかなんとか。山田さんにも連絡あったのですか?

お母さまが婦人部の方にも連絡されているようで、そちらから話を伺いました。それでちょっとご相談というか、気になることがありまして。

 

ああ、お母ちゃんの友達の婦人部の方ですね。なるほど。気になること?

 

はい。話を伺っていると、お母様はどうやらけいすけさんとヨメ子さんにおかたぎご本尊様用の仏壇を買おうとされているようなんです。

 

ぶ、仏壇!? いや、それまさに数日前にヨメ子といい感じで会話して収まった話なんですが。。。

 

ええ、わたしも今回はとてもいい感じでお話されたようですし、ここでまたそのお話をするのはヤブ蛇になってしまうんじゃないかと心配でして。
どうやら、けいすけさんがおカタギご本尊様をご安置しようとしているというところだけ把握されていて、その後のヨメ子さんとの会話を知らないのではないかと。。。うんぬん

山田さんの話を纏めると、こういうことのようです。

お母ちゃんは、友達であるわたしの地域の婦人部の方から電話か何かで、「最近わたしがおカタギご本尊様にしようとしている」と聞いたようなのです。

そして、その後のわたしとヨメ子との会話は知らず、その婦人部の方と「盛り上がって」しまい、「ご安置するならこんなご仏壇がいいわよ!」「そうね!プレゼントしましょう!」「よし、東京に行って仏壇買いましょう!」みたいな感じで、勝手にどんどん話が進んでいたようなのです。

それを婦人部経由聞いた山田さんが、ヨメ子とせっかくいい感じになっている状況でそれはまずいのではないかと心配して連絡してくれたのでした。

お母ちゃんのエネルギーは収まらない

教えてくれてありがとうございます。ちょっと今はそういうタイミングではないので、お母ちゃんにも話します。

ええ、その方がよいかと。お話を伺う限りお母様も相当盛り上がっているようですから、このままだと相談なく仏壇を買いかねないとも思います。お話されてもおさまるかどうか。。。

 

が、頑張ってみます。。。

 

という話があり、再度わたしからお母ちゃんに、わたしから連絡しました。

お母ちゃん、東京に来る話なんだけど、仏壇おこうとしてない?

 

(ぎくっ!) お、、、そうやねん!あんたがおカタギご本尊様にするって聞いたからプレゼントしようと思てな。いいのがあるんやで、ぱっと見家具にみえるやつ。これならヨメ子ちゃんも大丈夫やで!

 

ああ、その話は実はヨメ子にも話して、今回は見送ることにしたんだよ。だから仏壇もいらないよ。

 

え! いやいや、家具に見えるやつやから大丈夫やって!それにヨメ子ちゃんにもちゃんとわかってもらえるから。お母ちゃんも話すから。

 

い、いやいや。ちゃんと僕から話したんだよ。それで、しっかりと話してすごくいい感じの会話もして、その結果今回はやめておこうと決めたから。だから今は大丈夫だよ。

いやいやいや!大丈夫!お母ちゃんが話すから。とりあえず明後日の夜話そ!じゃあ、忙しいから切るで!また明後日な! ガチャ。。。

 

え、いや、お母ちゃん!? 。。。だめだ。。。おさまらない。

 

という感じで、たしかに相当盛り上がってしまっており聞く耳を持ちませんでした。

そんなこんなでマグマのようなエネルギーをため、火の玉となった母ちゃんが東京に来ることになるのでした。