【入会後3部:第10話】初めて「現場」に参加する

(前回のお話はこちら

男子部大学校の活動をマイペースに続けていたわたし。

会合では立場の異なる様々な人たちと話すことができることに魅力を感じていたのでした。

現場に誘われる

大学校に入って間もないころ、渡辺さんの「現場」に誘われることがありました。

けいすけさん、今度友人と現場を持つのですが、参加してもらえませんか?

げ、現場。。。何か事件ですか?

あ、いえいえ。友人と学会について対話する機会を持つということです。
若い人なので、けいすけさんにも参加いただければ嬉しいな

 

あ、なるほど。そういうのを現場って呼ぶんですね。
確かにたまにみなさん「現場を持つ」というような話してますね

 

現場とは知り合いに創価学会に関する話をする場、
つまり折伏(しゃくぶく)をする機会を持つことを指すようです。

直接的に入会のお勧めをすることもあれば、単純に「実は僕創価学会員なんだけどさ」と自分が創価学会員であることを告げて、創価学会に理解を求めるようなことも現場や広義の折伏に入っているようです。
(ちなみに自分が創価学会員であることを知人に告げることを「学会宣言」というようです)

渡辺さんの知り合いで数年来創価学会に興味をもっている人がおり、
その人に改めて入会について話してみるようでその「現場」に呼ばれたのでした。

穏やかな雰囲気の現場

当日は地域の方のおうちで、ミニ座談会のような形で行われました。
地域の壮年部や婦人部の方も参加して、穏やかな雰囲気でした。

基本的には創価学会の話というよりも、仕事や生活の話、いわゆる世間話をしながら談笑していました。
時折学会の話も出ますが、誘われた渡辺さんの友人は、渡辺さんが学会員ということを知っていて、
数年来付き合いがあるので、創価学会に対する拒絶みたいなものはありませんでした。

しかし、自身の入会の話になるとそこは抵抗があるようでした。

創価学会や学会員に対しては悪い感情は無いようなのですが、
自分が所属をするということに関しては、抵抗があるようで、そこは頑なに拒んでいました。

これは私もすごくよくわかるんですよね。
創価学会員の人たちがいい人たちなのは知っているわけですが、自分が何かを信じる宗教に入るというのは
抵抗があります。

おそらくほとんどの日本人が「宗教をする人には抵抗がないけど、自分がやるのには抵抗がある」という感覚を持っているのではないでしょうか。

そんなご友人の感覚がよくわかるため、
わたしは「抵抗があるのはわかりますよ。無理に決断しなくてもいいんじゃないですか」的な話をすることが多かったように思います。

ただ彼がすでに数年来話を聞いてきていて煮え切っていないという経緯もあったことから、

一部の方は「まずは入ってみたらどうか?」「この宗教は他の宗教と違ってイヤになったらやめることもできるからやってみたら?」

というような話が出たりしていました。

彼の話を聞いた上で、具体的に入会することへの不安や不満が出てこないことから、
「だったら」と入会を押す雰囲気になったのですが、
少し結論を焦らせるような会話になっていたように感じました。

私は自分の経験も踏まえて、うまく説明はできないけれど何か引っかかるところがあるのであれば、
無理に決断をする必要はなく、自分が入りたいとおもったときに決断をすればよいと思っています。
そのため、「現場」の目的とは異なるのかもしれませんが、

「抵抗がある状態で無理に入る必要はないと思う」という話をしていました。

そして、提案として「本日無理に決断をすることはないと思うけれど、一方であまり接する機会がないと検討もできないと思うので、今後は座談会に来てみてはどうか」というような話をしました。

これにはご友人も周りの方も同意をしてくれて、
本日は入会決断はしないが、今後も座談会などに参加するという話になりました。

こんなわけで私の「初現場」は幕を閉じました。

現場も悪いものではないと感じる

後日渡辺さんに「先日は入会を勧めるみなさんの話の腰をおったようですみません」とお話をしたのですが、

「むしろそういうふうにソフトな接し方をしてくれて大変ありがたい」

「来てくれてとても心強かった。今後も自分なりの考え方で接して頂ければ嬉しい」

という感じの話を頂きました。

現場での結論通り、その後、友人の方は何度か座談会などの会合で見かけることがありました。
(結局この友人の方が入会したかはわかりません(たぶんまだかな))

「現場」とか「折伏」と聞くと非常に抵抗があったのですが、
無理に入会を勧めるのではなく、ありのままわたしなりに思うところを話してもよいのであれば
変な誤解を生まないためにも「現場」にはいるのもわるいものではないな、と感じたのでした。