れいわ新選組から創価学会員が出馬することについて

選挙の時期ですね。創価学会の色々な会合も「戦い」に向けた内容に染まっております。

さて、そんなおりに山本太郎さん率いる「れいわ新選組」なる政党から、
現役の創価学会員が出馬するとして話題になっています。

ハフィントンポスト:

【参院選】山本太郎氏の「れいわ新選組」から創価学会員が出馬。その理由とは?

先に結論を言うと、創価学会員が公明党以外を応援するのは別に良いと思うけど、
参議院議員(候補)が政治の場で創価学会の変革を訴えるのはちょっと違うのでは?と思いました。

だって、自民党とか公明党の候補者が「キリスト教会は変わってしまった!変革が必要だ!」とか「イスラム教団は変革が必要だ!」とか言ったら大問題になりませんか?

(公明党と仲が悪い)共産党だって、公明党とは対立しているけど表立って「創価学会を潰す!」みたいなことは言わないですよね。

だって、政治→宗教への圧力は政教分離の原則に反しているからです。(宗教→政治の働きかけはOKです)

今回の話と似たような話で頭に浮かぶのが、

以前、沖縄の選挙で(公明党が応援する候補ではない)デニー氏の事務所で、
創価学会旗が振るわれているニュースだと思います。

「公明党は変わってしまった。」

「創価学会がかつて標榜した平和を守る理念はどこかへ行ってしまった」

というような声が、沖縄の学会員の中で出ているというような話だったと思います。

創価学会の幹部からすれば、裏切り行為ということなのかもしれませんが、
わたしこれは全然いいんじゃないかと思っています。

創価学会員だって一般の市民であり、それぞれの政治信条を持つことは権利だからです。

そもそも創価学会の「日蓮仏法」や「三代会長の教え」に照らしたときに、
個々人がベストと判断した結果がそちらだったということだと思います。

一方で、多少の不満がありつつも、現実的に世の中をよくするために組織を守る。
現実的に平和を守れるのは組織あってこそという考えもわかりますけどね。
(「学会の組織は命よりも大事」と2代会長戸田さんが言ってました)

言いたいのは、どちらも宗教の自由、政治選択は国民の権利なのであって、
それは行使すればよいのかとわたしは考えています。

だから、基本的に創価学会員が公明党以外の政党から出馬しようと、
それはその方の信条がそうさせているのであり、権利なのだと思います。

一方で、ここからがポイントなのですが、
今回、「れいわ新選組」から出馬される創価学会員の方が上記の記事で以下のように主張されています。

 

今回立候補する際にですね、主張したい大きなこと、2点あります。

まず、辺野古新基地建設の問題です。日米安保条約のプラス面を肯定する方々は、そのマイナス面を一手に引き受けている沖縄の現状を真剣に考える時が来ている。

全国の皆様が自分のこととして、自分の痛みとして、応分な負担を真剣に考えていただきたい。

2点目が、創価(学会)の変革です。今の公明党の政治姿勢、本当にこれでいいのかと思います。

立党以来、平和・福祉を掲げてきた公明が、今や自民党と一緒になって暴走しております。

本当に危ないことです。絶対に止めないといけません。それは相も変わらず支援をしている創価学会の社会的な立ち位置、本当にこれでいいのかと。

宗教者として社会とどう関わっていくのか、根本的な問題です。

こういう関わり方は本当に許されるんだろうか。そういう思いでいっぱいです。

繰り返しになりますが、辺野古新基地建設ストップ、阻止、それと創価の変革を掲げて、皆様と一緒に真剣に頑張ってまいりますので、ご声援よろしくお願いします。

辺野古新基地の建設ストップや、公明党の暴走はまあ、政治信条なのでよいのだと思うのですが、

「創価の変革」というのは、政治が宗教に介入することにならないでしょうか?

これが、一般の創価学会員がいうのなら良いと思います。
前回の選挙でデニー氏を応援した創価学会員も創価の変革を望んだのかもしれません。

しかし、国会議員(候補)が創価学会という宗教団体の変革を主張して政治にあたることは、
これは憲法で言われる「政教分離の原則」に反しないのでしょうか。

以前にも書きましたが、政教分離というのは、宗教団体の政治活動を禁止するものではなくて、
政治側から宗教への介入を禁止するものです。

それに照らすと、一般の創価学会員が「今の創価学会はおかしい!変革が必要だ!」というのは全然OKだと思うのですが、
国会議員が政治の場で「創価の変革が必要だ」と叫ぶのは、NGなんじゃないでしょうか。(違うのかな。)

公明党の集会に参加したことがあるのですが、その時に「創価学会」という言葉は一度も出ませんでした。

もちろん参加者の多くが創価学会員のはずなのですが、山口さんはじめ、候補者の方々から
「創価学会のみなさんありがとう」とか「創価学会のために頑張ります」なんて言葉は一切ありません。

宗教の話は一切出ません。

それは恐らく相当に気を使ってそういう言葉を万一にでも発しないように気を付けているのだと思います。

創価学会が公明党を応援するのは勝手にどうぞですが、
公明党が創価学会を応援や優遇してはいけないからです。

同じ理由で、「れいわ新選組」の候補が政治活動、選挙活動の中で

「今の創価学会は変革が必要だ」と特定の宗教団体を指して何かを訴えるのはよくないんじゃないかなと思います。

これが政治の場でなければ問題ないと思いますけどね。

ちなみにわたし自身は選挙や政治について「いろいろと勉強してみたい」と書いたものの、

私自身は周囲ほど熱く取り組めておらず、自分が投票するのはともかくとして、友人知人に「F」を取るみたいな行動をするのは、正直前向きにはなれていません

政治や選挙に対しては必要性は理解しているものの、
(参照記事:創価学会員はなぜ嫌われてまで選挙応援をするの?気持ち悪いと思われるのは嫌じゃないの?

腹の底から納得できる感覚がなくて、取り組めていません。
このあたりの思いは別途書きたいと思います。