【選挙ネタ】いわゆるF票をお願いしてみた話2

(前回のお話はこちら

選挙活動には消極的だったわたし。

その理由は一言で言えば、「選挙活動時の雰囲気に違和感があり苦手」だからでした。

ですが、この時期に公明党議員の誠実さを感じる機会があったり、

佐藤優さんの本を読んで、一応自分の感じていた疑問自体はわりと晴れていました。
(にわか知識で批判して、にわか知識で信じた感じです)

先輩学会員の話を聞く

そんな感じで、選挙応援にわりと前向きになっていましたが、
あと一歩、実際にやるには決定打に欠けるといった状態でした。

そんな矢先に、個人的に先輩学会員さんの話を聞く機会がありました。

この方は、温和な雰囲気ながら熱心に活動に取り組まれていて、
選挙活動もしっかりやっていました。

あまり話したことはなかったのですが、以前から仕事面でも頑張っている方というのは知っており、
良い人そうだし、信頼できる人なんだろうなと感じていました。

その先輩学会員さんと選挙について思うところを話して、
色々と疑問に答えてもらったのですが、
一番印象に残ったのは「どうして学会員がこんなに頑張って公明党を応援するのか」ということについて、
こんな話を聞いたときでした。

  • 古くからの学会員は公明党をわが子のように思っている
    (詳細は割愛しますが、公明党が生まれて今に至るまでの歴史を踏まえてそういっています)
  • この子供は親のために何かをしてはいけない(政治→宗教の優遇は政教分離に違反する)けれど、
    親は子供をとことん信じて、この子ならきっと正しい道を歩んでくれると信じている(学会→公明党の応援)
  • 創価学会から生まれて、最初は弱小政党だった公明党が今や与党の一角として
    自民党や安倍さんといった、強くてやりづらい相手と一緒に政権運営をしている様子は、
    例えるなら、難産で病弱だった子供が、大きく立派に成長して、大企業に就職した。
    そこにはパワハラ上司とか組織の論理とか悩みはたくさんあるけど、
    それでも負けずにしっかりとみんなのために頑張っている子供のように映る
  • そんな風に頑張っている子供を自分の思い通りに子どもがならないからといって、
    子供を批判するような人は何か違うと思う。(辺野古問題などで公明党が変節してしまったと批判する学会員)
    自分は心の底から自分の子供を信頼して応援する。

というようなお話でした。

もちろん、功徳の話とか、公明党の政治姿勢自体の話、友人への説明の仕方のアドバイス等もあったわけですが、
この「わが子への愛」がベテラン学会員がここまで公明党を応援する根底にある気持ちだとお話が一番印象に残りました。

違和感の原因がわかる

上記のお話は、いきなり初見の人が聞くとドン引きするのかもしれません。
ですが、学会に入って多少活動してきたけど、今一つ選挙の雰囲気だけは理解できずに違和感を感じている状態だった
わたしにはすごく響いたお話でした。

というのはこの話を聞いて、
「この違和感の原因」がわかった気がしたからです。

公明党を理由抜きに応援する学会員は、
子供への無償の愛をもっている親だと考えれば合点がいくし、

今の公明党は間違っているから公明党をつぶさなければならない、
と必死に主張する学会員がいるのも、
「自分の子供が間違った道に進んでいる」ことを必死で叩きなおそうとする親心だと考えれば納得しました。

そんな風に考えれば、この時期に経験したあらゆる「選挙の雰囲気」がどうしてこんなに熱狂的なものなのか
納得がいくものに感じたのでした。

わたしは「公明党を我が子のように感じる」ことはできるレベルではないため、
そこまで熱狂的にはなれていませんでした。
「子供を応援する親」と「他人を応援する友人」というレベルの差が
ベテラン学会員とわたしの差なのだと感じました。

この差があるからこそ、わたしはついていけずに違和感を感じていたのだと思いますし、
その理由が分からなかったからこそ納得できていなかったのだと思いました。

ですが、ここまで聞いて、公明党を「自分の子供」とまでは思えませんが、
「お世話になっている友人や親せきの子供」というくらいの感覚を抱くようになりました。

普段お世話になっている学会員さんが「我が子なんです!信頼できます!」というと
まあ、あなたの子供なら信用しましょうか、というような感じです。

そんなこともあり、土壇場で「まあできる範囲でやってみようかな」
という気持ちになりました。

そして、いよいよ友人に電話をしてみることにしたのでした。

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