創価学会は池田大作を崇めるやばい組織なんでしょ?と思っている人へ

いつもお読み頂きありがとうございます。管理人のけいすけです。
創価学会に入ってみて、入る前と印象が違うことのひとつに「池田大作さんと創価学会の関係」があります。

このブログを書いている理由

前置きを少しお話したいのですが、このブログは学会員はもちろんですが、学会員ではなくて、

「なんとなく学会って近寄りがたいな」
「ネットでやばい組織って書いてあるよ!」

という人にも、「ぶっちゃけ中ってどんな感じなのか」知ってほしいなー、
という思いで書いています。

学会員って強引に入会を誘ってきて怖い!

みたいな話をネットで見かけるんですが、
それって一部の熱血学会員が良かれと思ってやって、
逆に誤解を招いてるんじゃないかなーと思うんですよね

わたしは「熱狂的な学会員」ではないですし、
もともとはアンチまではいかないまでも、多少うざいなと思っていた側なので、
「強引に誘われるといやだなー」というのはわかるつもりです。

一方で、ネット言われるほど学会員は「邪悪な人」でも、「怖い人」でもなくて、「情に厚くて、温かい人たち」だとも思っています。

なので、このブログでは「熱狂的な学会員」と「一般人」の間に立つくらいのニュアンスを大事にして、お互いの誤解をちょっとでも無くせたらよいなぁ
という思いでつづっています。

さて前置きが長くなりましたが、そんなわけでよく世間やネットで誤解されているネタについて触れたいと思います。

尚、本稿では非学会員に合わせて池田大作先生ではなく、池田大作さん、と呼称します。他の登場人物も同様に扱わせて頂きます。学会員の方はご容赦ください。

今回は、

「創価学会って創始者の池田大作を崇めて、その教えを広めるやばい組織なんでしょ?」

と思っている人に向けたお話です。

私の母は熱狂的な学会員ですが、
私がアラサーになるまで学会活動に関わらなかった理由の一つは上記のような理解でいたからです。

しかし「創価学会は創始者の池田大作を崇めて、その教えを広めている」という理解はそもそも歴史の事実と違う部分があるし実態とも少しニュアンスが違うなと最近思っています。

このあたりをご説明します。
(私なりの解釈ですので、学会公式見解ではありません)

創価学会って池田大作さんが作ったの?

「創価学会は池田大作が創設した」、と思っている人が多いと思うんですけど、
池田大作さんって「第3代会長」なんです(今は名誉会長)。

なので、創設者ではありません。

創設者は初代会長の牧口常三郎(まきぐちつねさぶろう)さんとそのお弟子で、第2代会長の戸田城聖(とだじょうせい)さんです。

1930年が創立された年です。

池田大作さんが第3代会長になったのは1960年のことなので、
創立から30年も経った後のことでした。

名誉会長になった今でも創価学会の顔と言えば池田大作さんという感じはありますよね。1960年から60年近くも看板をしょってこられたので、
一般の方は彼が創設者だと思っている人が多いのではないでしょうか。

ただ創価学会の中に入ると、池田大作さんの話だけではなくって、初代会長や第2代会長の話も良く出てきます。
入る前は全然知らなかったので「へーそうなんだ」と思うことが多いです。

初代会長と第2代会長は戦時中に投獄され、初代会長に至っては殉教しています。
そのため学会員からすると「正義のために戦った英雄」というようなニュアンスで扱われているように感じます。

ただ、「神様」のように扱うわけではありません。
それで、それは池田大作さんも同じというのが次の話です。

創価学会は池田大作さんを崇めて、その教えを広めてるんでしょ?

創価学会は「池田大作を崇めて、その教えを広める」と思っている人が多いと思うんですけど、これは半分正解だけど、半分間違いだと感じています。

多くの学会員は池田大作さんのことを尊敬しているし、
その思想や姿勢から学んでいることは間違いありません。

しかし、創価学会が広めている教え、つまり「経典」的なものは、鎌倉時代である1200年代に活躍した僧である、「日蓮大聖人」の教えです。
歴史の教科書に「日蓮」として出てくる人物です。

 

創価学会では座談会などの際に「御書講義(ごしょこうぎ)」なる勉強会が開催されることがあります。
これは日蓮が書いた書物=御書の中から、一節を取り出してその教えを学ぶものです。

これが御書です↓

もちろん池田大作さんが書かれた文章を拝読することもありますが、
それは創価学会の経典ではないわけです。

MEMO
ちなみに池田大作さんもたくさん著作があります。代表的なのは小説「人間革命」です。
こちらの記事で書いています。
人間革命って何?どういう意味なの?小説はどんな内容なの?

外から見ると創価学会は
「池田大作を神と崇めるやばい人たち」という風に見える気がするんですが、
中にいると「池田大作さんは神様ではなくて、すごい尊敬されている大先輩」って感じに見えます。

例えると運動部で憧れの先輩に教えを乞うみたいな雰囲気です。
落ち込んでいたり、迷っているときに
「大丈夫、おまえならできる!一緒にがんばろう!」って言ってくれる大先輩って感じです。

よく学会員は池田大作さんを「先生」と呼びますが、
それは「師匠」というニュアンスに近いと思います。
なので、よく「師弟の絆!」みたいな言葉も聖教新聞には並んでいると思います。(これがまた暑苦しくて、一般の人には受けがよくない気はしますが…)

もうちょっと大げさな感じでいえば、
国の独立戦争を勝利に導いた英雄的な扱いかもしれません。
その昔弾圧を受けた民を励まして、守り抜いた。そして国を独立まで導いた。
みたいな人です。
だから熱狂的なファンもいるわけです。
(学会員は昔は結構いじめられていたようです。)

でも英雄って人間であって、神様ではないんですよね。

結局学会はやばい組織なのか?

そんなわけで、
「創価学会は創始者の池田大作を崇めて、その教えを広めるやばい組織」ではなくて、

「創価学会は日蓮の教えを広めていて、池田大作を尊敬する大先輩として見ている組織」というのが実態に近いと思います。

え、ヤバくはないのかって?

うーん、それはわかりません笑

おいおい私の経験を書いていきますが、すごいなーと思うこともありますし、

それが「ヤバい」かどうかは皆様個々人のお考えでご判断いただければ幸いでございます。

(創価学会へのよくある疑問シリーズの続きはこちら

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